患者さんの体験談ケース4

できないことを受け入れつつ

「あきらめずに治療法を探したい」

40代男性 プログラマー
(妻・長男・長女・次女・父と同居)

━━ バイクの整備士から自宅でのパソコン仕事に

3年前、高血圧から脳出血を起こし、右半身が全く動かない状態に。肉食中心で味の濃いものが好きという食生活と、健康診断をほとんど受けていなかったことが悪かったのだと思います。脳の奥のほうで出血したため手術もできず、薬物療法と食事療法などで1カ月入院しました。その後リハビリ専門病院に6カ月入院し、今は週に1回、通院でリハビリを続けています。病気になる前はバイクの整備士をしていましたが、右手につっぱり(痙縮 けいしゅく)の症状が出て、自由に動かなくなってしまったため、辞めざるを得ませんでした。今は自宅で、パソコンを使ってゲームのプログラムに関する仕事をしています。

━━ 目標を決めリハビリを始めて安心できた

最初に入院した病院で、「リハビリをすれば手足のつっぱり(痙縮 けいしゅく)ある程度の回復が見込めるから、一生懸命リハビリしましょう」と言われ、入院して10日目ぐらいから歩行練習を始めました。でも、具体的に目標設定をせず「とにかく動かす」という感じだったので、あまり身が入りませんでした。リハビリ専門病院に入ってからは、まずは小さな目標をたて、それをクリアしたらまた次の目標をたてるという方法に。「足に筋肉をつけたい」「右手をある程度回復させたい」「左手を器用に使えるようになりたい」など、具体的に目標を決めて取り組むようになってからは、将来への不安がかなり減った気がします。今では、ゆっくり歩いたり、階段の上り下りもできるようになりました。しかし、食事や入浴、朝起きるときにも妻の介助が必要です。右手はほとんど使えず、コーヒーが飲みたいと思っても、コーヒーパックが入っている容器のフタを開けるのも一苦労。今は、左手だけでパソコンのキーボードを押しているので、右手でも押せるぐらいになるといいのですが。

━━ 3人の子どものためにも前向きに

痙縮の治療法については自分でも調べ、気になるものは主治医に相談していました。先生も問い合わせや調査をしてくれたのですが、今のところ自分に合うものが見つかっていません。どんな治療法を選ぶにせよ完治は難しいと思うし、リハビリを続けなければ体がこわばり、動かしにくくなることもわかっています。でも、子どもたちのためにもできるだけ治したい。リハビリと治療の方法については、今後も積極的に相談していきたいと思っています。

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