ご家族の体験談ケース3

母との楽しみの時間も作り

「お互いなるべく明るく前向きに」

40代女性
(夫・長女・次女・母と同居/60代の母は自宅で介護)

━━ 脳溢血で倒れたところを家族が発見

当時、離れて暮らしていた母は、50代で脳梗塞を発症し、救急搬送された経験がありました。その後、60歳で脳溢血を発症し、自宅で倒れているところを仕事から帰宅した父に発見され、救急搬送。もうちょっと発見が遅かったら・・・という危険な状態で、そのまま1カ月間入院。点滴による治療を受け、奇跡的に溢血が止まりました。その後は食事療法を続けながら、早い時期からリハビリもスタートしました。

━━ 脳動脈瘤破裂の不安を抱えながら、二人三脚でリハビリを継続

退院したものの、まだ脳動脈瘤が残っており、いつ破裂するかわからない状態だったので、母も私も不安でした。現在は、2カ月に1回ほど脳神経外科に通院して経過観察を続けています。並行して2週に1回ほど整形外科に通院し、リハビリと足のたこを削ってもらっています。母は両足のつっぱり(痙縮 けいしゅく)がひどく、歩き方がうまくいかないために、足にたこができてしまい、それが痛くて歩けないという悪循環になっていました。
自宅では、リハビリのほかに、病院で教わった方法で、入浴後に足首を心臓の方に向けて押すストレッチをしています。足首はすごく硬くて、かなりの力で押さなければならず、疲れている日はしんどいときもありますが、母も一生懸命動かそうとがんばっていますし、もともと明るくおしゃべりなので、私自身もなんとか前向きな気持ちで続けられているのかな、と思います。

━━ 私自身も生活に不安 一歩踏み込んで新しい治療法を探したい

自宅では、着替えや食事、外出時の付き添いなど、母の身の回りの世話をしています。でも、このまま誰かの介助がないと生活できないのはイヤだろうと思うので、なんとかしてあげたいです。私自身もこれから子供たちの高校受験が続くので、今後どれぐらい母の世話をしてあげられるだろうかという不安もありますしね。
治療法についてはわからないことも多く、もちろん不安はありますが、ずっと同じことをしていてもよくならなかったので、今後は「一歩踏み込んで」新しい治療法を探していきたいです。

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