脳卒中の後遺症でよくみられる障害の一つに「痙縮 けいしゅく」という症状があります。
痙縮(けいしゅく)とは筋肉が緊張しすぎて、手足が動かしにくかったり勝手に動いてしまう状態のことです。
手指が握ったままとなり開きにくい、ひじが曲がる、足先が足の裏側のほうに曲がってしまうなどの症状がみられます。
脳卒中の発症後、時間の経過とともにまひ(片まひ)と一緒にあらわれることが多い症状です。
「手足の筋肉の緊張」によって…
Mayer NH, et al. Muscle Nerve. 1997; 20 (Suppl 6) : S21-S35
菊地尚久. PTジャーナル. 2015; 49: 455-461
痙縮(けいしゅく)は、日常生活に支障が生じるだけでなく、リハビリテーションの妨げにもなってしまう場合があります。また、痙縮(けいしゅく)の症状を長い間放っておくと、筋肉が固まってさらに関節の運動が制限される「拘縮(こうしゅく)」という症状につながることもあります。
痙縮(けいしゅく)の診断や治療を行っている病医院があります。
手足のつっぱりでお悩みの方は、医師にご相談ください。
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