脳卒中の後遺症でお困りの方は、公的支援を受けることができます。
介護保険は、65歳以上の方、および40~64歳で特定の病気にあてはまり、介護が必要な方が利用できます。脳卒中は特定の病気にあてはまりますので、40歳以上で介護が必要であれば、申請することができます。
患者さんご自身やご家族の方などが、市区町村の窓口に申請します。
申請後、調査員が患者さんの状態を直接調査して、医師の意見書などと合わせて介護認定を行います※。
どのような介護内容のサービスを、いつ、どれだけ利用するのか(ケアプラン)を、ケアマネジャーと一緒に作成します。
サービス提供事業者や介護保険施設と契約を結び、サービスを利用します。
介護保険のサービスを利用するには、このようにいくつかの段階を踏まなくてはなりません。
時間がかかるので、入院中から手続きを始めたほうがよいでしょう。
介護保険で利用できるサービスの利用限度額は、要介護度の区分(要支援・要介護)によって決められています。その利用限度額内で、サービスにかかる費用の1割を自己負担します。利用限度額を超えたサービスの利用分は、全額自己負担となります。
費用についての詳しいことは、ケアマネジャーなどに相談してみるとよいでしょう。
脳卒中の後遺症の程度によっては、ご家族の方だけでは介護の負担が大きすぎることがあります。そのような場合には、介護保険のサービスを積極的に利用しましょう。
日帰りで医療機関や介護老人保健施設などに通い、機能回復の訓練を受けます。
日帰りで介護施設に通い、入浴や食事などの介護を受けたり、機能回復のための訓練やレクリエーションを行います。
理学療法士や作業療法士、言語聴覚士などが自宅を訪問し、心身機能の維持・回復のためのリハビリテーションを行います。
ホームヘルパーが自宅を訪問し、食事や排泄などの介護や、調理や洗濯などの生活援助を行います。
看護師などが自宅を訪問し、主治医の指示にもとづいて、病状の観察や床ずれの手当てなど療養上の世話をします。
浴槽を積んだ入浴車などで自宅を訪問して、入浴を介助します。
※要介護の方のみサービスが受けられます。
痙縮(けいしゅく)の診断や治療を行っている病医院があります。
手足のつっぱりでお悩みの方は、医師にご相談ください。
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